スマホを掛け紙にかざすと水郡線の車両がホームを出発する動画を楽しめる=JR東日本水戸支社提供

JR東日本水戸支社は10月5日に水郡線全線開通90周年を記念した駅弁「いろ鶏どり」を発売する。水郡線の水戸駅が描かれた掛け紙に拡張現実(AR)技術を応用し、スマホをかざすと車両がホームを出発する様子を動画で楽しめるようにした。価格は1380円。

茨城県内ではJR水戸駅や勝田駅にあるコンビニエンスストア「ニューデイズ」2店舗で販売し、東京、上野、新宿、大宮各駅改札内にある県外の駅弁店4カ所でも扱う。茨城県大子町産のシャモ焼きや玉こんにゃく煮など、水郡線沿線の食材をふんだんに使った。

茨城県大子町産のシャモは炭火香る塩だれベースで仕上げた=JR東日本水戸支社提供

特製の掛け紙には水郡線画家として知られる佐々木麻里氏が描いた水戸駅のホームの様子が描かれている。スマホで掛け紙についたQRコードを読み込み、絵にかざすと約15秒間の動画が流れる仕組み。

水郡線は1934年12月4日に水戸―安積永盛間で全線が開通し、今年で90周年を迎える。JR東日本では90周年を記念した特別列車の運行やイベントで沿線活性化や観光誘客を狙う。

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