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27日は、「葉っぱ」で防ぐ地球温暖化についてお伝えします。

東京都内のショッピングモールにある日よけ。
屋根の形に特徴がありました。

下からのぞいて見ると、穴の開いた不思議な形をしています。

この日よけは、いくつもの葉っぱが重なることでできる「木陰」を再現したものです。

このように、自然が持つ形などをまねして、ものづくりに活かす考え方を「バイオミミクリー」といいます。

例えば、蚊の針をモデルにした「痛くない注射針」や、ひまわりの形や仕組みを取り入れている「太陽光パネル」などです。

では、先ほどの日よけには、どのような効果があるのでしょうか。

静岡県立大学・酒井敏副学長:
葉っぱぐらいの大きさっていうところがポイントですね。同じ直射日光下においても、大きい面を持つものは熱くなる。小さいものはあまり熱くならない。

サーモカメラで比較してみると、全面をトタンで覆った日よけは60度と高温なのに対し、「葉っぱ型」の日よけは、30度~40度におさえられています。

静岡県立大学・酒井敏副学長:
地面に光が到達する前に日よけで遮って、それを空気に逃してしまう。街の中に熱をため込まないことでヒートアイランドが緩和される。

自然界の特徴を活かしながら、取り組みが進んでいます。

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