自宅で転倒し、動けなくなっていた70代女性を小学生らしからぬ落ち着いた対応で救助につなげた児童2人に消防から感謝状が贈られた。感謝状を贈った消防長は「非常に心強い」と2人を称えた。一体、現場では何があったのか、2人を取材した。
台所で倒れていた女性…小3男児が救助「2人で分担して」
新潟県阿賀野市消防本部から感謝状が贈られたのは、京ヶ瀬小学校3年の青柳真琥(あおやぎ・まこ)くんと能勢山春来(のせやま・はるく)くんの2人だ。
この記事の画像(10枚)阿賀野市消防本部の吉川雅史消防長が「小学校3年生でこれだけのことをしてくれたのは非常に心強い」と絶賛したのは、2人の冷静な対応についてだ。
2024年6月、友人の自宅を訪れた際、助けを呼ぶ声に気づいた2人。
中に入ると、台所で倒れている73歳の女性が…昼食を作っているときに転倒し、左手首を骨折。もともと足が不自由だったこともあり、動けない状態になっていたという。
大人でも慌ててしまう状況にも関わらず、春来くんは「一緒に電話をしても意味がない。2人で分担して助け合った」と当時を振り返った。
周りの大人も驚く冷静さ!「これからも困っている人助けたい」
真琥くんは家にあった固定電話で119番通報。春来くんは近所の人に助けを求めたという。
当時、助けを求められた女性は「『隣のおばあちゃんが困っています』と言われて、なんだと思って私も靴を履いて玄関の方を見に行った。通報したか聞いたら『しました』と言ったから『えらいね』と伝えた」と話した。
周りの大人も驚く冷静な対応が感謝状の贈呈につながった。
真琥くんは「次もこういうことがあったら助けたい」と話し、春来くんも「これから困っている人がいたら助けたい」と話した。
(NST新潟総合テレビ)
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