置賜地方を走る山形鉄道フラワー長井線の走行中の列車内で「ローカル線プロレス」が行われた。車内は観戦に訪れた全国各地のファンの熱気に包まれた。

「ローカル線プロレス」は、フラワー長井線沿線のにぎわいにつなげようと、地元の有志が2015年に始めたもの。

新型コロナの影響による3年間の休止を経て去年再開し、7回目の開催となったことしは、全国から約70人が観戦に訪れた。
今回参加したレスラーは合わせて14人。

白熱した戦いは列車内にとどまらず、停車した駅では「場外乱闘」も起こった。
発車の時間に間に合わずホームに「置き去り」となる選手が出るなど、列車ならではのハプニングもあった。

そして車内では、普段のリングでは見ることができない至近距離で迫力満点の技が次々に繰り出され、観客のボルテージも徐々に上がっていった。
目の前で繰り広げられた大迫力の戦いで、車内は熱気に包まれていた。

(長井市から)
「去年見て『これはすごい』と思った。ことしは、レスラーさんが自分の座席のところに座って、お尻がここに乗っちゃって。臨場感が去年よりもあって楽しむことができた」

(東京から)
「普通こんな距離で見られない。肉を打つ音とか、こんな間近で聞けて楽しかった」

(ローカル線プロレス2024・喜早洋介実行委員長)
「これをきっかけに山形に来て下さる方もいるし、これに刺激を受けて『山形って魅力的だ』と気づく方もいる。いいイベントだと思う」

今や全国各地の鉄道でも行われるようになった人気企画の「元祖」とも言えるフラワー長井線の「ローカル線プロレス」。
ことしも鉄道ファンやプロレスファン、そして沿線を大いに盛り上げた。

「ローカルプロレス最高!」

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