歌うことで健康的に長生きしてもらおうという講演イベントが9月30日、秋田県鹿角市で開かれ、参加者は楽しみながら健康づくりについて考えていた。

「歌というのは運動なんです。スポーツでも筋肉だが、歌も筋肉なんです」と強調する講師。講演は歌と健康に関するもので、健康寿命日本一を目指す事業として開かれた。

講師を務めたのは、歌謡文化の向上や発展などを目的に活動する日本大衆音楽協会の理事で、県内で歌唱指導も行う程塚敏明さんで、腹から声を出すための腹式呼吸や発声練習の重要性などを実践を交えて伝えた。

程塚さんは「歌もいいとは言われるが、正しい歌い方や腹式呼吸をやることによって、より上手になって運動量が増えて、長生きの秘訣(ひけつ)になるということ」と話した。

また、日々歌の練習に励む県大衆音楽協会の会員が歌を披露する場面もあり、訪れた人は楽しみながら健康づくりについて考えていた。

参加した80代の男性は「腹式呼吸が一番だし、じゃないと長く息が続く歌ができない。やっぱり歌っていいなと思った」と話していた。

協会は今後も、歌うことの楽しさや健康の大切さについて伝えていきたいとしている。

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