10月2日は語呂合わせで「豆腐の日」とされています。
岩手県盛岡市は豆腐の購入額が4年連続で全国2位ですが、2日は市内のスーパーで1位奪還につなげようと特売会や試食会が開かれました。
高橋礼子アナウンサー
「盛岡市のスーパーです。豆腐だけで71種類の商品が並んでいます。これだけの数が並ぶのは全国的にも珍しいそうです」
豆腐の日の10月2日、盛岡市のマイヤ仙北店では、食品メーカー「太子食品」の豆腐を通常より安く提供する特売会を開きました。
総務省の家計調査によると、2023年1年間の盛岡市での豆腐の購入額は7156円で全国2位。
2018年と2019年は1位となり「豆腐のまち」としてアピールしてきましたが、ここ4年間はトップの座を譲っています。
消費量の拡大に向けてマイヤでは2日、これからの時期に楽しめる温かいメニュー「麻婆豆腐」の試食会も開きました。
買い物客
「辛さもちょうどよくてうまみもあっておいしかった。(寒い時期は)鍋とか汁物にして(豆腐を)食べたい」
「納豆も上位じゃないですか。(盛岡市民は)大豆製品が好きな感じ」
盛岡市では年間の豆腐の購入量が全国7位であるのに対し購入額は2位。
その背景について太子食品では「盛岡は大豆の地産地消への意識が高く、手作りの寄せ豆腐など単価が高めの豆腐に人気がある」と話します。
太子食品 営業企画室 田中雅浩部長
「大体1年間に(各家庭で)90丁くらい。1週間に2回くらい食べてくれている。盛岡での豆腐の位置付けは、友達以上の家族のような存在なのでは」
1位奪還に向けては寒くなるこれからの3カ月がカギを握るのかもしれません。
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