27日の衆議院選挙に向けて、立憲民主党は「与野党一騎打ち」の構図に持ち込めるよう他の野党との調整を急いでいます。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 野田代表が何度も口にする「政権交代」のためには野党連携が最大のミッションとなるなかで朝から党首会談に臨んでいます。

立憲民主党 野田代表
「特に裏金議員のいるところの選挙区の対応の仕方などについて議論をしていきたい」

 自民党の「裏金議員」の選挙区を40余りと見込み、野田代表は、そこに野党で一本化した候補をぶつけたい考えです。

 日本維新の会の馬場代表は、「現時点で野党候補者が1人しかいない『裏金選挙区』などは、立憲と協議したい」と申し出ました。

 今後、調整が進むかどうかが焦点です。

 国民民主党は両党の支持母体である「連合」が推薦を出している選挙区の競合を解消すべきと呼び掛けました。

 3日午後からは共産党とも会談しますが、共産は「立憲との共闘の基盤は崩れた」として、小選挙区の候補者の擁立を加速させています。

 選挙まで1カ月を切るなかで野党連携は、時間との戦いになります。

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