石破総理大臣は臨時国会の所信表明演説で、地方創生のための交付金の倍増を目指す方針を表明しました。
石破総理大臣
「勇気と真心をもって真実を語り、国民の皆様の納得と共感を得られる政治を実践することにより、政治に対する信頼を取り戻し、日本の未来を創り、日本の未来を守り抜く決意です」
石破総理は、「ルール」「日本」「国民」「地方」「若者・女性の機会」の5つを「守るべき柱」だと強調しました。
そのうえで、例年、当初予算ベースでおよそ1000億円計上されている地方創生のための交付金について、倍増を目指す方針を表明しました。
また、自衛官の待遇改善に向けた関係閣僚会議を設置することや防災庁の設置に向けた準備を進めることを訴えました。
自民党の派閥による裏金事件については、「問題を指摘された議員一人一人と改めて向きあい、反省を求め、ルールを守る倫理観の確立に全力を挙げる」と述べました。
演説はおよそ9500字で、2012年に自民党が政権を奪還して以降では最も長く、総理側近は、「石破総理がこれまでの政治活動の中で大切にしてきた言葉や思いをできる限り盛り込んだ」と話しています。
一方で、総裁選中に意欲を示していた日本版NATOの創設や日米地位協定の改定は盛り込まれず、政府関係者は「まだ準備段階で政府として形になっていない」と説明しました。
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