10月に開業する巨大複合施設。
地域創生の仕掛けが盛りだくさんです。

長崎市に新設された高さ約60メートルのジップライン。
体験しているフジテレビ・今湊キャスターの真下にはサッカースタジアムが広がっています。
258メートルの距離を約30秒で滑走する新感覚のアクティビティです。

10月14日に開業を迎える「長崎スタジアムシティ」。
大手通販会社のジャパネットグループが主導し、総工費1000億円以上を掛けて建設した巨大複合施設です。

客席からピッチまでの距離は日本最短となる5メートル。
約2万人が収容できる「PEACE STADIUM」はサッカーJ2「V・ファーレン長崎」の本拠地として使用されます。

このサッカースタジアムを主軸に展開する“ジャパネット流”の地域創生の形。
その1つが、試合がない日でも人が集う空間づくりです。

サッカースタジアムのすぐ隣にはオフィスビル、さらにアリーナ「HAPPINESS ARENA」も併設されています。

席を可変型にしたことでバスケットの試合だけでなく、音楽イベントなど様々なシーンに対応するアリーナに。

ワークシーンに応じて働く場所を選択できるオフィスビル。

ブルワリー「THE STADIUM BREWS NAGASAKI」では、日本初となるサッカースタジアムで醸造されたクラフトビールが提供されます。

一方、ジャパネットならではの仕掛けも。

スタジアムを見下ろせる部屋に設置されている家具や家電は、ジャパネットで購入することが可能です。
備品の一部もスタジアムシティに移転したジャパネット唯一の直営店で販売されるなど、通販事業で培ったノウハウがしっかりと生かされています。

リージョナルクリエーション長崎・折目裕執行役員は「(オフィスなどの)日常の施設の横に非日常が重なってくるような関係になってくるので、まずはスタジアムシティを黒字化して、地方事業が“長崎モデルを参考にしたらいい”となれば、その地域は活性化して、結果的に地方から日本を元気にできるという思いは持っている」と話しました。

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