東京都の小池知事は石破総理大臣と面会し、都と国の連携方針を確認した一方で、石破総理が掲げる地方創生について「東京一極集中という言葉は問題の本質を見誤る」と指摘しました。
東京都 小池知事
「何十年間と課題となっているかとは思いますけれども、ただ『一極集中』という言葉ばかり使われているということについては、私はむしろ問題の本質を見誤るというふうに考えております」
総理官邸を訪れた小池都知事は、総理大臣となった石破総理に祝意を伝えました。
小池都知事によりますと、石破総理は特に防災面への関心が高く、港区麻布十番にある防災倉庫を地下シェルターにする構想など東京都と国が連携していくことを確認したということです。
一方、石破総理が地方創生を目玉政策の一つとしていることについて小池氏は、東京の人口増は外国人が多くを占めていると指摘し、「ただパイを切り分けるのは単純で、そればかりやっていると国力の低下に結び付く」と懸念を示しました。
そのうえで、地方創生において「ともに良いアイデアを出し合いたい」と述べ、デジタルを活用した連携に前向きな姿勢を示しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。