下松市の豊井小学校では、2010年から学校の中庭にある水田で地域の人たちと米作りを行っています。
8日、5年生の児童7人が昔ながらの農機具を使い、自分たちで育てた稲の脱穀を行いました。
まず「足踏み式脱穀機」を使い、ペダルを踏んで回転させたローラーに広げた稲を当てることで、もみをふるい落としました。
そして、集めたもみを選別する「とうみ」に入れ、ハンドルを回して風を起こして、もみの中に混ざっているわらくずなどを取り除きました。
子どもたちは初めての作業に戸惑いながらも、地域の人たちの手助けを受けておよそ8.5キロのもち米の脱穀を完了させました。
体験した男子児童は「楽しかったし今までやったことがなかったので、よい体験になりました。広げた稲を脱穀機にかけるのが難しかったです」と話していました。
指導した中庭田米作り推進委員会の山岡喜久吉さん(84)は「米は身近なものですが、自分で作ってみることで分かることもあると思います。よく最後までやってくれました」と話していました。
脱穀したもち米は、来月、地域の人たちと餅つきをして味わうということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。