観光客の人気を集めている奈良公園のシカですが、奈良県などによりますと、角が足に刺さるといった事故が、9月は43件と、去年の9月に比べて2.5倍に増えているということです。
シカの愛護活動を行う「奈良の鹿愛護会」では、これまでもシカとの接触に注意を呼びかけてきましたが、県などと協力し、新たに危険性の高い時期に応じて、3段階の呼びかけを始めることになりました。
具体的には、
▽妊娠で気が荒くなった雌ジカが増え、危険が予測される場合は「注意」
▽雄ジカの角が伸びるなど、極めて危険な状況が予測される場合は「厳重注意」
▽「厳重注意」より危険性が高いと判断した場合は「警報」
を出すとしています。
10日からは、「厳重注意」を出す見通しで、シカに近づかないようSNSや奈良市内のデジタル掲示板で呼びかける方針です。
奈良の鹿愛護会の山崎伸幸事務局長は「シカは、時期によっては非常に危険な時もあり、広く注意や警戒を呼びかけていきたい」と話していました。
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