「佐原の大祭」は江戸時代に利根川の水運の要衝として栄えた香取市の佐原地区で毎年夏と秋に行われる伝統の祭りです。
11日から始まった秋祭りでは、豪華な装飾が施され高さ3メートルを超える大きな人形などを載せた14台の山車が江戸時代からの建物が残る町並みの中をかけ声とともに練り歩きました。
山車には囃子方が乗り込んで、笛や鼓で地元に伝わる「佐原囃子」を演奏し、ところどころで止まっては引き手の若者たちが踊りを披露しました。
このうち江戸時代に制作されたとされる人形を載せた新上川岸地区の山車は、山車と車輪がおよそ100年ぶりに新調され、引き手の若者の踊りにも熱がこもっている様子でした。
佐原の大祭に関する展示を行っている水郷佐原山車会館の萩原剛館長は「300年の歴史があるので、いつの時代も老若男女みんなが楽しめるお祭りだと思います」と話していました。
「佐原の大祭」の秋祭りは13日まで行われます。
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