2025年の富士山夏山シーズンにおける登山規制に向け、静岡県は運営体制などを検討するため、10月18日、現地調査に入りました。通行料や規制する時間帯などを検討し、年内にも条例案をまとめたい考えです。

18日に富士宮口5合目から6合目付近を視察したのは、県や富士宮市、それに環境省の職員など約20人です。

富士登山では遭難や事故を防ぐため、登山道の混雑緩和や夜通しで山頂を目指す弾丸登山の抑制などが課題となっています。

こうした中、山梨県は2024年から通行料の徴収や夜間の通行規制をしたところ、弾丸登山が目立つ時間帯には登山者数が9割以上減りました。

18日は通行料の徴収や夜間の通行を規制するための場所や効率的な運用体制について、実際に現場を確認しながら検討してきました。

富士宮市 観光課・望月敏彦 課長:
県と一体となって進めていくことが重要だと考えているので、出来る限り協力したい

県富士山世界遺産課・袖山菜津子 班長:
18日に現地調査した結果は11月上旬から始まる地元の登山口ごとの分科会に諮り、地元の意見を聞きながら2025年夏の具体的な運用をまとめていきたい

県は今後、料金や規制の時間帯などを検討し、年内にも条例案をとりまとめたい考えです。

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