市立大学の新設を目指している岩手県北上市で10月18日、大学の基本理念や教育の特色などについて協議する委員会の初会合が開かれました。
大学設置の可否は2025年に判断されます。
委員会は大学の教授や地元の学校関係者など10人で構成されています。
北上市は、市街地に定員100人前後の工学系の4年制市立大学の新設を目指しています。
大学には、若者の流出や自動車・半導体などものづくり産業の人材不足といった課題の解決が期待されています。
会議では地域の産業や人材育成に貢献できる大学を目指すことや、工学系を基本にしつつ経営も学べるようにといった意見が出されました。
基本構想策定委員会 藤代博之委員長
「市民の期待、産業界も含めてですが、どういう大学ができるのだろう、やるんだったらみんなで力を合わせようと、そういう機運をひしひしと感じている」
北上市では、2030年度の開学に向けて2024年度中の基本構想策定と並行して市民への説明を行い、大学設置の可否は2025年に判断するということです。
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