未来に残したい水俣の自然、歴史遺産について考える『水俣遺産サミット』が27日、水俣市でありました。

これは、水俣病の原因企業チッソがメチル水銀を含む工場排水を流した百間排水口周辺の文化財指定を目指す、胎児性患者や支援者などでつくる団体が初めて開いたものです。「水俣の歴史的遺構(跡)を残す会」

27日は参加した約80人がグループに分かれて、「残したい水俣の遺産」や「案内したい水俣」などをテーマに意見を出し合いました。

後世に残すべき遺産については百間排水口など水俣病に関係する施設や薩摩街道といった歴史的な遺構などが候補として挙がりました。

また、豊かな自然や食文化などを推す声もあり、参加者にとって水俣の宝を再発見する機会となりました。

【参加者】
「自然を残したいですね今ある自然が壊れないように残したい」

【参加者】
「水俣病がおきたのは(この地が)唯一の場所。百間排水口も一つしかない場所だから残していくべき場所だと思う」

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