日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しとなりました。宮崎県内の酒造メーカーからも期待の声が聞かれました。
「伝統的酒造り」は、米や芋などの原料をこうじを使って発酵させ、日本酒や焼酎などを製造する技術です。この技術は、日本各地の気候風土に応じて発展し、杜氏や蔵人によって、500年以上前から受け継がれてきました。
政府は去年、「伝統的酒造り」の無形文化遺産への登録をユネスコへ申請。このほど、登録への勧告があったということです。
国内最大手の焼酎メーカー・都城市の霧島酒造も無形文化遺産への登録に期待を寄せています。
(霧島ホールディングス 章性民さん)
「伝統ある日本の酒造りが世界に注目されるのは、本当に喜ばしいことだと考えています。麹を使った日本の伝統的な固有の酒造りが、本格焼酎を世界に展開していく上でも大きな強みになると考えています」
「伝統的酒造り」は、12月2日からパラグアイで開催される政府間委員会で、無形文化遺産への登録が正式に決まります。
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