【ドローン撮影】青森 世界自然遺産 白神山地の紅葉

青森県西目屋村にある「暗門の滝」は、世界自然遺産 白神山地の名所の一つで、美しい紅葉が見られることで知られています。

「暗門の滝」は三段からなる滝で構成されていて、上流から順に「第1の滝」、「第2の滝」、「第3の滝」と呼ばれています。

このうち下流から第2の滝までは遊歩道が整備されていて、例年7月ごろから紅葉の終わる11月初旬まで散策を楽しむことができます。

川沿いに滝をめぐる「暗門渓谷ルート」では、黄色に色づいたブナや赤く染まったカエデなどが切り立った斜面を彩っていました。

現地でガイドをしている登山ガイドの渡邊禎仁さんによりますと、ことしは秋になっても比較的気温が高く推移したため、例年に比べると紅葉の進み具合はゆっくりで、ふだんより長く見頃が続いたということです。

渡邊さんの案内のもと、「暗門の滝」の最深部である「第1の滝」にも撮影に向かいました。この場所はガイド同行でしか立ち入ることはできません。

川の流れに沿って慎重に進むと、深い谷の奥に暗門の滝最大の「第1の滝」がその姿を現しました。

落差42メートルの滝からはブナの森が育んだ豊富な水が豪快に滝つぼに流れ落ちていました。

西目屋村によりますと、紅葉が見頃の10月に暗門渓谷ルートを訪れた人は1400人弱で、例年並みのにぎわいだったということです。

この後、雨で落葉は一気に進み、今年度の暗門渓谷ルートは11月4日で閉鎖されました。

白神山地にはまもなく長い冬がやってきます。

（11月5日「あっぷるワイド」で放送）