厚生労働省によりますと、ことし8月に申請された生活保護の件数は全国で2万1359件で、前の年の同じ月に比べて18件、率にして0.1%増えました。
生活保護の申請が前の年の同じ月と比べて上回るのは2か月連続です。
一方、生活保護の受給をことし8月に新たに始めたのは1万8040世帯で、前の年の同じ月に比べて27世帯、率にして0.1%減りました。
ことし8月時点の受給世帯は全国で165万2380世帯と、前の年の同じ月に比べて761世帯、率にして0.05%増加しています。
厚生労働省は「生活保護の申請件数は、前の年の同じ月に比べると横ばい傾向だが、直近10年の同じ月で見ると最多となっている。物価上昇の影響が国民生活のさまざまな面で生じている可能性があり、注視が必要だ。生活に困っている人はためらわず自治体の窓口に相談してほしい」と呼びかけています。
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