物価高の影響を感じている家庭が8割近くにのぼる事が分かった。

住友生命保険が行った調査によると、物価高の影響が家計に「ある」と答えた人は46.0%で、「少しある」と回答した人32.9%と合わせると、物価高の影響を感じている人は78.9%に上った。

具体的に影響を感じた項目のトップは食費(88.0%)で、次いで電気代(70.8%)だった。

また1カ月あたりの生活費については、50.9%が「増えた」と回答し、月の平均額も8955円増加した。ただ、去年2023年の調査では、生活費の支出が増えたとの回答は88.0%で、月の平均額も2万2825円と大幅に増えており、上げ幅は減少している。

一方、物価上昇の影響を受けている家庭のうち、「削減・節約に取り組んでいる」と回答したのは、72.7%だった。節約品目で特に多かったのは「食費(44.2%)」だが、「自身の小遣い」との回答も19.4%あった。削減額は月平均で1万4338円だった。

住友生命保険は「物価高は続いているが、その影響は以前より小さくなってきている」と分析している。

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