北上川流域の岩手県奥州市の胆沢ダムが完成から10周年を迎え、11月8日に記念式典が開かれました。

式典には奥州市やダムを管理する国土交通省など関係者220人が出席し、胆沢ダムの完成10周年を祝いました。

胆沢ダムは洪水被害の軽減や農業用水の供給などを目的とし、それまであった石淵ダムに代わり2013年11月に完成しました。

式では地元の小学生たちが2024年9月に実際にダムやその下流を探検して学んだことを発表しました。

地元の小学生
「もし胆沢ダムがなかったら用水の争いや水害の危険があるかもしれません。胆沢ダムがあるのはありがたいこと」

このあとのパネルディスカッションでは農家から雪どけ水や雨が少なかった2024年、胆沢ダムのおかげで農業被害が出ず、コメの作柄が良かったことなどが報告されました。

参加者は洪水や農業被害を防ぎ、恵みをもたらす胆沢平野の水がめに感謝していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。