岩手県政150周年を記念して調理師を目指す学生のレストランで郷土の偉人にちなんだメニューが提供されることになり、11月11日、盛岡市で試食会が開かれました。

八幡平サーモンと県産ビーンズのテリーヌに三陸の海の幸がたっぷりと入ったブイヤベース。

これは県政150周年を記念して盛岡市出身の偉人「新渡戸稲造」をテーマにMCL菜園調理師専門学校が考案したコースメニューです。

11日は一般の人に提供する前に達増知事や新渡戸を研究する新渡戸基金の藤井茂理事長が出席して試食会が開かれました。

学生たちは事前に新渡戸についての学びを深めていて、その思いを料理に込めていました。

新渡戸基金 藤井茂理事長
「違う面から新渡戸稲造という人間に入っていく。いろいろな新渡戸稲造に対しての入り方があるのだと改めて感じた」

コースメニューは前菜からデザートまで5種類です。

「牛肉」を使った料理、牛肉は盛岡で初めて新渡戸家の食卓で出されたと言われています。

またキャラメルを使ったデザートもあります。
新渡戸が「キャラメルおじさん」と呼ばれるほど子どもたちにキャラメルを配っていたことにちなんだものです。

西島芽アナウンサー
「キャラメルのほろ苦い甘さとラフランスのフレッシュな甘さがすごくよく合います」

MCL菜園調理師専門学校2年 七戸秀彰さん
「料理に向き合って楽しめるような空間を作って楽しんでいただけたらと思う」

記念メニューは盛岡市大通にある学生レストラン「クレエ」で期間限定で提供されます。

予約はすでにいっぱいになりましたが、追加で11月28日と29日もオープンするということです。

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