食に関する質の高い取り組みが評価された。料理人と生産者が手を組んで食育活動を行う鶴岡市の団体の取り組みが、国の表彰制度で最高賞を受賞し、30日、市長に報告した。
受賞報告のため、鶴岡市の皆川市長を訪ねたのは、市内の「サスティナ鶴岡」のメンバー3人。
今回、農林水産省が全国の優れた食育活動を表彰する制度で、約150件の応募の中から、「農林漁業者等の部」で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。
「サスティナ鶴岡」は、市内の料理人や農業生産者・漁業従事者など約120人で作る団体で、3年前から、県内の子どもたち向けに食育や食農の活動を続けてきた。
活動は、地域の食材の生産体験やプロの料理人が指導する調理教室などさまざまで、異なる業種がチームを組んで食育を行う全国的にも珍しい取り組みが高く評価された。
(サスティナ鶴岡・齋藤翔太代表)
「食というのはどの地域にも大事な要素で、いろいろなものにつながっていくもの。より楽しく子どもたちが来たい・参加したい取り組みになっていけば」
サスティナ鶴岡では、今後も食育の取り組みを続けていくことに加え、今年度は福祉にも力を入れ、小児まひの子どもたち向けに新たに「えん下食」の提供も考えているという。
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