デジタル技術を活用し職業の選択肢を増やす取り組みです。岡山県早島町の特別支援学校で11月18日、リモートワークの体験実習が行われました。

岡山県吉備中央町で行われた研修の会場で案内をするロボット。画面の中から遠隔で会話をしているのは、早島町にある早島支援学校の生徒です。

この実習は障害などで通勤が困難であってもリモートワークを活用した就労の選択肢があることを知ってもらおうと学校が2024年度から授業の一環で行っているものです。18日は高等部の1年生2人が参加し、「自律走行型パーソナルロボットtemi(テミ)」を使って、遠く離れた学校から1人ずつ丁寧に会場を案内していました。

(生徒は…)
「喋るスピードや声の大きさが難しかった」
「リモートで遠いところから(職業)体験が出来て良かった」

(早島支援学校肢体不自由部 佐宮尚宏教頭)
「通勤が難しいけれど働くことが出来る、自宅でリモートワークが出来る人はたくさんいると思う。リモートワークという働き方があるということを一緒に伝えていけたら」

学校では今後もデジタル技術を活用したさまざまな形の社会参加を考えていきたいとしています。

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