自動車産業に興味を持ってもらおうと18日、秋田市で見学会が開かれ、児童が販売店や整備工場の役割に理解を深めていた。
秋田市の秋田いすゞ自動車を訪れたのは、市内の明徳小学校の5年生17人で、「子ども記者」になりきり、販売店や整備工場の仕事について取材した。
まず教わったのは車両作り。車体の色や装備など、客の要望に合わせた車に仕上げ、販売する。
この後、児童たちはヘルメットをかぶり、工場見学に出発した。
トラックやバスなど大型車両を修理・点検する工場では、取り外されたエンジンの大きさに驚きを隠せない様子だった。
見学しているうちに、子どもたちの関心はどんどん深まっていった。
児童が「事故に遭った車は、直すのにどれくらいかかるんですか?」と質問すると、社員は「事故の度合いにもよりますが、これは1カ月くらいかかります」と答えていた。
さらに子どもたちは、トラックの運転席や荷台に乗るなど、普段はなかなかできない経験に目を輝かせていた。
児童たちは「トラック・バスは普通の自動車より安全を重視するため、部品がたくさんあった」「トラックに乗ってみて死角が多くてびっくりした。そのためにミラーが多いんだと知った」などと話し、学びを深めた様子だった。
記者として取材した児童たちは、学んだ内容を新聞にまとめることにしている。
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