岩手県産米の消費拡大に向けて卸売業者などと意見交換するJA全農いわての会合が11月18日に盛岡市内で開かれ、2024年生産されたコメの集荷を強化する方針が説明されました。

会合にはJA全農いわてや卸売業者、それに県の担当者などが出席しました。

この中では2024年の県産米は9月下旬の時点で作況指数が「106」の「良」となる見通しで、1等米比率は96.1%と全国トップであることが報告されました。

一方で全国的に品薄感が生じ民間業者による買い付けが活発化したことを背景に、JA全農いわてでは2024年のコメの集荷の見込みが約7万2000トンと前の年の実績を2割近く下回っていることが示されました。

JA全農いわて 杉村靖米穀部長
「しっかり岩手県産米だと販売していくことはJA岩手グループとして使命と思っている」

全農いわてと県内の各JAとの間で結んでいる2024年のコメの出荷契約は約8万6000トンと集荷見込みとは開きがあり、全農いわてでは各JAに奨励金を出すなどの対策を取って安定した供給を目指すとしています。

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