新型コロナウイルスオミクロン株の新たな変異株「XEC」が世界的に広がりつつある。東京大医科学研究所の佐藤佳教授(ウイルス学)らの研究チームは、XECが現在主流の「KP・3」よりも広がりやすく、過去の感染で得られた免疫から逃れる能力も高いとの分析結果を19日までにまとめた。

 世界保健機関(WHO)によると、XECは欧州や米国、ブラジルなどのほか、日本からも報告がある。佐藤教授は「コロナはこれから冬にかけて流行が再拡大すると考えられる。マスクを着用するなどの感染対策がより重要になる」と話している。

 チームによると、XECはKP・3と他の株との遺伝子組み換えによって生まれた。(共同)

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