富士山の弾丸登山や混雑の防止に向けた入山規制をめぐり、静岡県が静岡側の3つの登山ルートで3000円から5000円の入山料の徴収を検討していることがわかりました。
オーバーツーリズムや弾丸登山の抑制が課題となっている富士山をめぐっては、山梨県が2024年から2000円の通行料の徴収や夜間の通行規制を行い、山梨側の登山者数が減少するなどの効果が見られました。
こうした中、静岡側も山梨側の規制と足並みを揃えようと、県は2025年から新たに入山料の徴収や夜間の通行規制を行う方針で、具体的な料金や時間帯を検討してきました。
そして、県は1000円の保全協力金を廃止し、入山料について徴収にかかる人件費などのコストを算出し、3000円か4000円か5000円とする3案で検討しているということです。
また、通行規制についてはルートごと登山にかかる時間に応じて開始時間を変え、富士宮口では午後4時から、須走口では午後3時から、御殿場口では午後1時から制限する方針です。
この案について地元・御殿場市長は…
御殿場市・勝又正美 市長:
山梨県・静岡県やはり同じような対応をとっていくべき。安全登山をするために、世界文化遺産である富士山を保全していくためには、そうした管理料を取って地元の負担というのも増えているので、そうした所にも負担軽減をしていただきたい
県はこれらの案について11月21日に地元の関係者と意見交換を行う予定で、県議会2月定例会で条例の制定を目指しています。
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