調査会社の「不動産経済研究所」によりますと、10月、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの平均価格は、9239万円で、去年の同じ月と比べると、2672万円、率にして40.7%上昇しました。

このうち、東京23区内の平均価格は1億2940万円で、発売された800戸余りのうち、半分以上が1億円を超える物件でした。

建築費の高騰に加え、10月は高額なタワーマンションの発売が多かったことが、全体の平均価格を押し上げました。

価格が上昇する中でも販売は好調で、発売した月に契約が決まった物件は全体の83%に上り、2015年11月以来、9年ぶりに80%を上回りました。

発売された戸数は1833戸で去年の同じ月を23.4%上回り、7か月ぶりに増加しました。

調査会社は「利便性の高い街の中心部に、タワーマンションが相次いで供給されていて、現役世代、シニア層を問わず関心が高まっている。今後も価格は高い水準で推移していくとみられる」と話しています。

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