にしんの卵「かずのこ」は、子孫繁栄の願いを込めた縁起物として正月のおせち料理に使われます。
函館市古川町にある水産加工会社では、正月向けの需要が高まるこの時期に「かずのこ」の加工が最盛期を迎えています。
加工場では20日も、6人の従業員が塩漬けにした「かずのこ」を大きさごとに分け、丁寧に箱詰めしていました。
この水産加工会社では、アメリカなど海外産のにしんを中心に原料に使っていましたが、ことしは豊漁が続く北海道産のにしんの仕入れを増やしたことで、円安の影響はほとんど受けず、かずのこの価格は例年並みだということです。
水産加工会社の松田一徳社長は「北海道ではコリコリとしたおいしいかずのこがたくさんとれているので、北海道や全国の人たちに食べてもらいたい」と話していました。
「かずのこ」の加工は12月中旬まで続き、首都圏や関西などに向けて出荷されます。
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