オンラインで愛媛県内全ての小中学校を結び、いじめ問題について考えるライブ授業が21日松前町で行われ、子供たちは身近な問題について真剣に考えました。
ライブ授業「えひめいじめSTOP!デイplus」は、県教育委員会が4年前から行っているもので、21日は県内すべての小学6年生と中学1年生など約2万3000人が参加しました。
メイン会場となった松前町の岡田小学校と中学校では、子供たちが同級生が示し合わせ、自分たちの荷物を特定の子に持たせる様子を再現する演劇を披露。いじめられる子の気持ちを感じました。
続いて漫才コンビ「ライセンス」の藤原一裕さんが登壇し、自分が受けたいじめ経験をもとに描いた絵本「ゲロはいちゃったよ」を朗読。いじめられた主人公が引きこもってしまうラストについて、リモートで結ばれた学校の児童生徒らがそれぞれの感想を発表しました。
新居浜市立川東中学校一年生・森菜々美さん(オンラインモニター):
「はじめにいじめた人が悪いけど、いじめられた人も自分で何か行動を変えていかないと、その後の未来も新しく自分で道が開くこともないんじゃないかなと思いました」
最後に参加者らは「より良い人間関係を築くために、大切なことは何」というテーマでそれぞれディスカッション。自分と他人の違いに気づいたとき、その違いを「認める」ことが大切、と学んでいました。
21日の模様は、12月28日(土)の午後0時からテレビ愛媛で放送します。
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