「投げ銭供養」は美波町の11の寺が毎年この時期に持ち回りで開いている伝統行事で、ことしは「長円寺」で行われています。

訪れた人は午前8時前から本堂の横で5000円や3000円をバケツいっぱいの一円玉に両替しました。

寺の本堂には住職が座る高座を囲むようにさい銭箱に見立てたスペースが設けられ、はじめに太平洋戦争で亡くなった人の供養が始まると一斉に一円玉が投げ入れられました。

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ことしまでの33年間に亡くなった人の供養では、一人一人名前が読み上げられ家族や親戚などがバケツから次々とさい銭を取り出し、投げ入れました。

音が大きいほど供養になるとされ、境内では勢いよく投げられた一円玉が木の板に当たる音が響いていました。

妻の親戚の供養で大阪から訪れた男性は「初めて来たがこういう供養のしかたもあると知り新鮮でした」と話していました。

義理の母の供養で訪れた美波町の女性は「毎年、来ているが投げ入れるときは故人の顔が思い浮かびます」と話していました。

「投げ銭供養」は24日まで行われます。

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