「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれる雌のオオワシが21日、滋賀県長浜市湖北町の山本山(標高324メートル)に渡来した。湖北野鳥センターが翼下面の模様などから、毎年渡来しているオオワシと同一個体であることを確認した。このオオワシは、1997~98年シーズン(98年1月)に初めて確認され、今季で27年間連続(28回目)となる。渡来日は昨年より3日遅かった。
午後1時42分に山本山周辺を飛ぶ姿を愛鳥家が発見し、その後、同センター職員も姿を確認した。オオワシは旧ねぐら近くや琵琶湖上空を飛んだりして、元気な姿を見せた。渡来を待ちわびた人たちが次々に山ろくに集まり、写真を撮影していた。
オオワシは国の天然記念物で体長約1メートル、翼を広げると約2・5メートルにもなる国内最大級の猛禽類。ロシアのオホーツク海沿岸部で繁殖し、主に北日本や朝鮮半島などで越冬する。【長谷川隆広】
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