2023年アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」に取り上げられた岩手県盛岡市は、外国人を含め訪れる観光客が増えている。
その効果は盛岡市の中心部にある産直「まちの驛もりおかさんさん広場」にも表れていた。
まちの驛もりおかさんさん広場の加藤広大代表によると、「地元の人以外にも隣に岩手銀行赤レンガ館があり観光客も来る。盛岡や岩手の食品があるということで喜んで買い物している」という。
この時期のおすすめはリンゴで、秋から冬にかけてその時々の旬の品種が入荷し、12月頃は「サンふじ」「シナノゴールド」「はるか」という品種が並ぶという。
さんさん広場では贈答用の箱詰めリンゴも取り揃えている。
まちの驛もりおか さんさん広場 加藤広大代表
「リンゴ以外だと旬の里芋。この後にも別の里芋出てくるので、正月用の”煮しめ”などに使ってもらえたら」
店内にたくさんある食材の特徴を捉えた手書きのポップは、商品の魅力を知り尽くしている加藤さんの弟・丈晴さんが作っていて、食べ方や買い時のサインなどを書いている。
まちの驛もりおか さんさん広場 加藤丈晴さん
「(Q:冷凍庫に入っている食材は?)”おいしい時のまま”で凍らせようと。この時期は、夏の野菜や果物などがないので(夏の野菜・果物を)使いたい人が使えるように置いている」
飲食関係の仕事をしている利用者は、「地の物が置いてあり、旬のモノが豊富にあるのでよく利用している。まちなかにある産直はすごい便利。本来であれば道の駅とかに行かなければならないが近場にあるのは助かる」と話していました。
ドイツから来た利用者
「妻が日本人だから毎年日本に来ます。(滞在期間は)3カ月間。いつもここでリンゴ買います。ここのリンゴはおいしいです」
丈晴さんがつくったポップは外国の人にも食材の特徴を分かりやすく伝えている。
まちの驛もりおか さんさん広場 加藤広大代表
「食べた実感を込めてお客様に紹介・提供できるので、こういったことが強みかなと思う」
盛岡の“まちなか”にある産直「さんさん広場」は、多くの人に岩手の「食材」の魅力を伝えている。
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