150年を超える歴史を持ち、今年度で閉校となる宮城県大崎市の鳴子小学校で11月22日夜、閉校記念イベントが開かれ、地域住民が交流を楽しみました。
このイベントは地域への感謝を伝えようと開催され、児童と住民約500人が集まりました。鳴子小学校は1873年(明治6年)に創立され、昭和33年度には児童数が1219人となりましたが、その後は減少傾向が続き、今年度の児童は47人となりました。少子化は他の学校でも進んでいて、大崎市は中学校1校と鳴子小など小学校3校を統合し、来年4月、小中一貫の義務教育学校を新たに設置することを決めました。
22日は輪投げなどのゲームを楽しんだほか、鳴子小に伝わる「鳴子音頭」を踊ったり思い出を語り合ったりして児童と住民が交流を深めていました。
参加した住民
「やっぱり母校がなくなっちゃうのはさびしいなというふうに感じてます」
鳴子小の児童(6年生)
「学んでいた場所がなくなるのは悲しいけど、新しい校舎で他の2つの小学校とみんなで協力していくのが楽しみです」
イベントの最後には約70発の花火が打ち上げられ、訪れた人は夜空を眺めながら150年を超える母校の歴史に思いを寄せていました。
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