明治大発のベンチャー企業「ポル・メド・テック」(川崎市多摩区)などの研究チームは25日、遺伝子が改変されヒトへの移植が可能なブタの腎臓を、サルに移植することに成功したと発表した。
移植後、サルの体内で腎臓への血流が確認され、排尿も正常だった。研究チームはサルへの実験を今後も続け、ヒトへの臨床研究に進みたい考え。米国では、同じ遺伝子改変されたブタの腎臓がヒトに移植されている。
種の壁を越えて臓器を移植する「異種移植」は、ヒトの移植用臓器の不足を解決する手段として研究が進んでいる。【渡辺諒】
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