24日夜、秋田県北秋田市で住宅1棟を焼く火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかった。この家に住む80代の男性と連絡が取れなくなっていて、警察が身元の確認を進めている。

火事があったのは、北秋田市栄の無職の男性(81)の住宅で、24日午後10時49分ごろ、近所の人が「向かいの建物から火が見える」と消防に通報した。

消防車両4台などが出動し、火は約4時間後に消し止められたが、男性の木造一部2階建ての住宅1棟が全焼し、焼け跡から1人が遺体で見つかった。

火事のあと火元の男性と連絡が取れなくなっていて、警察は遺体の身元の確認を進めている。

この住宅には男性のほか、息子も一緒に暮らしているが、火事に気づいて避難したため、けがはなかった。出火当時、2人はそれぞれ別の部屋で過ごしていたという。

現場は、JR鷹ノ巣駅から東に約2キロ離れた住宅街の一角。

秋田県内では住宅火災が相次いでいて、11月22~24日までに4件報告されている。北秋田市のほかにも、22日には大館市の火災で焼け跡から1人が遺体で見つかっている。

これらの火災の多くは、気温が下がって寒くなる日没後に発生している傾向にある。

秋田市消防本部は、これからの季節はストーブを使用する機会が増えるが、ストーブの近くに洗濯物など燃えやすいものを置かないよう呼びかけている。

また、鍋料理など温かい食べ物を調理した際、火の消し忘れにも注意が必要だ。

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