諫早市の企業が自動車のあるパーツを再利用して作った文房具を高校生にプレゼントしました。

諫早市の希望が丘高等特別支援学校です。

自動車のリサイクルを手がける「長崎リパーツ」の吉川専務が全校生徒にペンケース100個を手渡しました。

このペンケース、自動車のあるパーツで作っているんです。

吉川忠宏 代表取締役専務
「エアバッグの素材を活用した小物を作る運びとなりました」

自動車の衝突事故から運転手を守るエアバッグです。

この会社では年間約2万台の車を分解しリサイクルしていますが、エアバッグは安全装置のため車には再利用できません。

しかし強い衝撃でも破れにくい丈夫なナイロン素材を使わない手はないと、ペンケースにリメイクしました。

3年生
「めちゃ頑丈。破れにくくて長く使えそう」

エアバッグは障害者の就労継続支援施設、大村さくらの家に無償で提供され、ペンケースが作られます。

完成品は1個300円で再び、会社側が買い取っていて、障害者の雇用創出に繋がっています。

長崎リパーツは今後もリサイクル事業の中で障害者の雇用を生み出す取り組みを続けたいとしています。

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