休漁が続いている有明海の二枚貝タイラギについて10月に行われた調査で、成貝の生息が確認されず稚貝もわずかだったため、今シーズンも休漁することが決まりました。休漁するのは13季連続です。
県有明水産振興センターによりますと、調査は10月、県内55地点で行われ漁獲できる15センチ以上の成貝は見つからず、稚貝は3個体のみだったということです。
成貝の生息が確認できなかったのは、調査開始以来初めてとなった去年に続き2回目です。
これを受け、福岡と佐賀の漁業者でつくる協議会は11月22日、今シーズンのタイラギ漁を休漁すると決定しました。
休漁するのは2012年の冬から13季連続です。
要因は海底の酸素が不足する貧酸素や、大雨による低塩分化などとみられています。県有明海漁協は「二枚貝が増えるよう今後も漁場改善へのさまざまな取り組みを続けていく」としています。
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