11月に入り、秋田県内でクマの目撃情報が相次いで寄せられ、最近では学校の近くや市街地に現れるケースが続いています。このため秋田県は、11月末までとしていた「ツキノワグマ出没注意報」を12月末まで延長すると発表し、注意を呼びかけています。
県内では11月1日から29日までに、クマの目撃情報が48件寄せられています。このうち21日から29日までに31件と、短期間で一気に増えました。
さらに、目撃されているのは学校の近くや市街地などで、人に危害が及ぶ危険性が高い場所です。
横手市では27日、高齢者福祉施設の敷地内にある車庫にクマが入り込み、翌日の28日に箱わなで捕獲されています。被害はありませんでしたが、約30メートル先には雄物川高校もあり、周囲に一時緊張が走りました。
こうした事態を受け、県は、11月末までとしていた「ツキノワグマ出没注意報」の期間を12月末まで延長することを決めました。
県は、雪が降ってクマが冬眠していると油断しないことや、車庫や倉庫にクマが入り込む恐れがあるため、扉を開け放しにしないことなどを呼びかけています。
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