高島屋は3日、堺店(堺市)を2026年1月7日で閉店すると発表した。同店は21年2月期から4年連続で営業赤字となっており、今後も黒字化の見通しがたたないためだという。
堺店は1964年に開店。売上高はピークの92年2月期に300億円に達したが、ショッピングセンターやネット通販との競争激化や人口減少などで徐々に減り、24年2月期は103億円だった。
食品売り場のリニューアルやコスト削減を進めたが、業績改善が見込めず、建物の賃貸借契約の満了に合わせて閉店する。従業員156人は本人の希望を聞きながら配置転換するという。
百貨店業界では地方店を閉店する動きが続いており、高島屋は24年7月末に岐阜高島屋(岐阜市)を閉店している。
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