佐賀市の銀行で5日、今どき珍しいスタイルでボーナスが支給されました。

始業前、心なしかそわそわした表情の銀行員。
ボーナスを受け取ると、皆さん、ほっくほくの笑顔に。

この銀行の平均支給額は過去最高。
この夏のボーナスから9.2%アップの約80万円となりました。

4日、ボーナスの封筒入れ作業の横にドドンと置かれていたのは、1億5000万円。
2024年に新紙幣が発行されたこともあり、お金のありがたみを再認識してもらおうと、今回に限り現金手渡しに。
現金での支給は47年ぶりだということです。

ボーナスを受け取った従業員は、「『日頃お父さん頑張ってるよ』と伝えたところで、家族で喜びを分かち合えたら」「すっごくうれしいです。いつもは商品としてしか見てないので、自分の所に入ってくるので早く使いたい」「通常は通帳の記帳一行で『賞与』というような形で入金になっているので、こういった形で、重みも感じながら受け取るというのはいい」などと話して喜んでいました。

普段からお金を扱っているものの、自分のものとなるとその重みも違うといいます。

2024年の冬のボーナスの1人当たりの平均支給額は40万5573円で、2023年に比べ2.5%アップ。
4年連続で増加が見込まれています。

背景は人手不足。
人材確保のため引き上げているとみられます。

ボーナスが出た皆さんは、どれくらいもらって、何に使うつもりなのかというと…。

商社(36):
50万円以上は出た。貯金や家のローンもあるのでそういった返済にあてたり、ちょっと節約できるところは節約して。

2024年の年末年始は9連休の人が多く、旅行に行くという人も。

不動産業(23):
60(万円)くらい。4泊5日で東南アジアの方に行こうかと。

公務員(24):
30(万円台)後半くらい。親ときょうだいと、家族でディズニーに3泊か4泊くらい。

取材中、ボーナスを支払う側の経営者の方とも遭遇。
2024年は物価高に悩まされた1年だったということで、「月収の2カ月分くらい。逆に分かってるので、払える範囲でできるだけ払おうと思ってますけど」と、物価高も考えて渡したいと話します。

寒い冬に懐を暖めてくれるボーナス。
あなたはどう使いますか?

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