「端午の節句」に合わせ、秋田県横手市の川には子どもたちの健やかな成長を願うこいのぼりが飾られている。

雲一つない青空を色とりどりのこいのぼりが泳ぐ。

「端午の節句」に合わせ横手市大森町を流れる大納川(だいながわ)にはいま、50匹のこいのぼりが飾られている。

春のやわらかな風に揺られ、まるで空中散歩を楽しんでいるかのよう。

こいのぼりは一番大きいもので約6メートル。

地域の町内会が約30年前から子どもたちの健やかな成長を願って飾っている。

このうち飲食店を営む遠藤博美(えんどうひろみ)さんは毎年飾りつけなどに参加している。

こいのぼりは長い期間使うと傷んでしまうため遠藤さんはこいのぼりの維持活動に力を入れている。使わなくなったこいのぼりの寄付を募ったところこれまでに90件ほどの協力があった。

2024年も地域を彩るこいのぼりには多くの人の思いが込められている。

遠藤博美さん:
「子どもたちばかりでなく、近所の介護施設のお年寄りや連休中には県外の方々も写真を撮りに見に来てくれるので、ありがたい」

大納川のこいのぼりは5月中旬まで楽しむことができる。

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