広島県呉市の海上保安大学校の練習船「いつくしま」が鹿児島港に寄港し、船内の様子が公開されました。

練習船「いつくしま」は、長さ約134メートル、幅約16.3メートル、総トン数約5000トンで、2024年7月1日に就役しました。

轟木康陽記者
「こちらが船の操舵室ということですが、今回、初めて実習生用の操舵室も整備されたということです」

海上保安庁の船では初めて2つの操舵室が完備されていて、学生用の操舵室では天井に備え付けられたカメラとマイクで、学生に操船の方法を指導できるということです。

また、近年増加する女子学生に対応するため、女性専用のトイレや洗面所を増やしたことも「いつくしま」の大きな特徴です。

今回、「いつくしま」に乗船している海上保安大学校1年生の58人は、1カ月の航海実習で、警備や救難用のボートを海上におろす訓練や、エンジンや通信設備の点検などを行います。

海上保安大学校の実習生
「座学だけでは分からないことも多く、実際にやってみると想定外のことが起きたりしてすぐパニックになるが、作業内容を隅から隅まで把握して、しっかり定着できるようにしたい」

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