(菅井貴子気象予報士が解説) 午後6時30分現在

◆釧路でサクラ開花
 桜前線は終着駅に到着です。
 釧路の厳しい冬も乗り越え、しっかりと咲いてくれました。
 標本木の種類はエゾヤマザクラで、平年よりも13日早く観測されました。
 気象台が開花を発表するのはこの春、最後となります。
 今年は気象台観測のサクラ前線が、高知で3月23日に開花し、
 関東までは平年よりも遅かったのですが、
 東北に入って北海道はペースを上げ、
 北海道では平年よりも10日以上早い開花となりました。
 そのため、道東でも、ゴールデンウィーク後半はお花見を楽しめそうです。

◆あす4日(土)の札幌区ごとの予報
 午前中雲が多くなりますが、天気の大きな崩れはなさそうです。
 行楽やお花見も楽しめそうですが、
 北風のため日陰に入ると肌寒いかもしれません。
 日なたでは汗ばむほどで、脱ぎ着しやすい上着をおすすめします。

◆あす4日(土)の天気
 行楽、花見、観光日和になりそうです。
 ただ一つ注意点として、上空に強い寒気が流れ込んでくるため、
 石北峠など高い峠では、明日の未明に雪混じりとなりそうです。
 路面が凍結するため、峠を越える際には、
 冬タイヤチェーンなどの装備をお願いします。

◆あす4日(土)の予想気温
 多くの地域できょうに比べて低くなりそうです。網走で最高気温が6℃です。
 オホーツク海側はちょうど花盛りを迎えていますが、花冷えとなりそうです。

◆週間予報
・日本海側とオホーツク海側
 5日(日)は気温が上がり、札幌と旭川で22℃と、暑いくらいになりそうです。
 汗をかいて運動する方は半袖で過ごせる陽気かもしれません。
 また、予報が変わり、連休最終日の6日(月)は
 傘マークが出ており、あいにくの天気になりそうです。
 しかし、雨の降り始めは夜遅くからなので、
 日中は何とか天気が持つところが多いでしょう。
 ただし、連休明けの7日(火)は大雨の恐れがあります。

・太平洋側
 5日(日)は、道東で雲が多くなりますが、天気の崩れはなさそうです。
 そして6日(月)には、道南などでは夕方以降に雨が降り、
 7日(火)と8日(水)は低気圧が通過するため、冷たい雨になりそうです。
 朝晩はかなり冷え込むため、霜が降りるほどで、
 高い峠では連休明けも雪混じりとなりそうです。

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