生活の困りごとに幅広く対応する街の“便利屋さん”「ベンリー」ですが、寒くなった時期にも関わらず「害虫対策」の依頼があるということです。冬だからこその対策に密着しました。

■冬なのに害虫対策 虫にとっては「安全地帯」に

依頼者は、名古屋市守山区の一軒家に住む下松瀬みのりさん(30)です。家中いたるところに害虫対策をしています。

この記事の画像(32枚)

あまり虫を見ない冬の時期ですが、依頼は「害虫対策」だといいます。なぜ冬に害虫対策なのでしょうか。

ベンリー広報技術担当の大川眞也さん:
虫たちは安全地帯というか、風も当たらないところになるので、越冬しようとする虫など、いろんな虫がすみかにして入ってきちゃう。

エアコンを動かすと出る水を外に排出するドレンホースは、夏に冷房を使うときは水が流れますが、暖房では水が発生しないため、ホースの中で冬を越そうと虫がやってきます。

さらに、ホースは室内機と繋がっているため、カメムシやゴキブリなど冬を越した虫が夏場などに家の中に侵入してしまいます。

実際にホースの中をカメラでのぞいてみます。ゴミしかないようですが…。

ベンリー広報技術担当の大川眞也さん:
クモですね。

依頼者の下松瀬みのりさん:
怖いですね、入っていたと思うと。お庭でBBQした後にそのままにしていたら、2階からゴキブリが下に向かっておりてきたことがあって、絶対にここのエアコンだろうなと思っていたので。

■隙間も要注意…「虫にとって住みにくい環境を」

今回の依頼はドレンホースの虫対策です。ホースの先にキャップやキッチンの排水溝用ネットを取り付けて、虫をブロックします。

ベンリー広報技術担当の大川眞也さん:
ドレンホースの真ん中くらいの所に、水が流れるときだけ開く装置を付ける。

ドレンホース用の「弁」は、水が流れる時だけ開くようになっていて、外につながっている方からは開かない仕組みになっています。

また、ホースの先を地面につかないように長さを調整することも効果的だといいます。

侵入対策は、家の中でも必要です。エアコンの配管を通すために開けられた壁の穴の隙間は、専用のパテで塞ぐと害虫の侵入を防げるといいます。

ベンリー広報技術担当の大川眞也さん:
まずは中に入れさせない。外から入られそうなところを全てシャットアウトする。生ごみとかは密閉した箱に入れるとか。虫にとって住みにくい環境を家の中でも作ることが、一番の対策になるかなと思います。

(東海テレビ)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(32枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。