北海道で暮らす働くママの1日を追いかける観察ドキュメント「ママドキュ」。子育ても仕事も頑張りながら働くママさんたちのリアルな1日をのぞくと、限られた時間で家事・育児をこなす究極の時短ワザの連続でした。
今回の主役は、札幌市中央区に住むはるかさん35歳。5歳の女の子を育てるママです。パパは遠く青森県に単身赴任中のため、はるかさんは1人で家事育児をこなします。
はるかさんの仕事は、新聞記者。北海道新聞で主に子育てに関する記事を担当しています。
朝6時に起きてまずはるかさんが行うのは、デジタル新聞を読むことから。特に子育てをしている同僚の記事などにも目を通します。
新聞を読むのに時間を使った分、朝食作りはとにかく時短。
朝ご飯をおにぎりにして、まとめて1週間作っています。
味噌汁の具も冷凍野菜を使って時短。そのまま使えるので、包丁いらずで便利です。
中でも、はるかママのオススメがネットショッピングでリピート買いしているという無添加の味噌パウダー。
イワシとカツオの天然出汁が入って、手軽に美味しい味噌汁が作れて便利。常温でストックしておけるのもお気に入りのポイントです。
娘のいちかちゃんが起きると、はるかさんは自分の頑張りではどうにもなりません。いちかちゃんの世話で忙しくなり、時間に追われます。
バタバタと準備を済ませ保育園へ。
はるかさんが利用しているのは、24時間子どもを預けられる保育園。仕事が忙しい日はかなり助けられているそうです。
記者歴11年のはるかさん。元々は事件や事故の取材を行う夜勤の多い部署で働いていましたが、出産後は自ら希望して子育てに関する記事を担当しています。
同時進行で5つものテーマを取材しているはるかさん。この日取材したメモを、遅くまで熱心にまとめていました。「家に仕事を持ち込みたくない」と集中して仕事をします。
午後8時10分に仕事終了。8時40分に保育園にお迎えに行き、家に着くのは9時になります。
帰宅する頃には体力も気力も限界のはずが、これから子どもと一緒にクッキング。
記事を書く上で、自分でも試してみようと作ったキャラ弁。いちかちゃんはそれをすっかり気に入ってしまったのだそう。喜ぶ姿が見たくてママは最後の力を振り絞ります。
ミックスベジタブルとケチャップをレンジでチンして混ぜるだけという簡単ケチャップライスも実践。
ピクニック気分でレジャーシートを敷いて食べました。
自分自身も子育てに奮闘するはるかさん。記事を書くことで子育てがしやすい社会になればと考えています。
中でも思い入れのあるのが産後ケアホテルの記事です。
助産師が24時間体制で赤ちゃんを預かり、産後のママを心身ともにサポートする宿泊型の産後ケアサービス。
「子どもが生後1ヶ月ぐらいまで全然寝なくて、夜、私は寝た記憶がない。それがものすごくしんどくて、当時の心境としてはもう助けてほしくて、もっと宿泊型のケア施設ができればいいなと思っていて。ママたちに産後ケアホテルが大切と伝えたいのではなくて、社会に伝えたい。自治体がちょっと助成を出してくれるとか何かを動かすまでいけたらいいなとは思っている」と話すはるかさん。
子育て当事者の視点から記事を書くことで、社会に訴えます。
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