去年9月に魚沼市中心部で起きた店舗や住宅など9棟が全焼した火事では、火元の住宅に隣接していた南本町商店街でも被害が出て、5つの店舗が営業できなくなりました。

その1つの40年以上営業してきた生花店は、店舗兼住宅が半焼したため、被害が少なかったスペースで営業を続けてきましたが、このほどリニューアルを終えて本格的な営業を再開しました。

16日には、花の注文に訪れた客に、これまでの支援に感謝の気持ちを込めてシクラメンをプレゼントしていました。

訪れた客は「プレゼントを買う時に利用していました。心から再オープンの日を待っていました」と話していました。

地元の商工会によりますと、被害を受けた5店のうち、リニューアルして営業を再開したのはこの店が初めてだということです。

店を経営している杵渕豊さん(46)は「火事が起きた時は呆然としましたが、多くの人に応援されて営業が再開できました。応援してくれた人たちのためにも心機一転頑張りたいです」と話していました。

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