2004年に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震で津波の被害を受けた被災地の教員などが、防災研修の一環で岩手県釜石市を訪れ、津波の速さなどを体験しました。
これはJICA国際協力機構が導入を進める住民参加型の防災活動の一環で行われたものです。
参加したのは2004年に発生したインドネシア・スマトラ島沖地震で津波の被害を受けたバンダアチェ市の教員など17人です。
参加者は5月7日、鵜住居地区の伝承施設などを視察し、スタッフから東日本大震災の状況や防災の取り組みについて説明を受けました。
また津波に見立てた車から逃げる体験では、全力疾走したもののあっという間に追いつかれ、参加者は津波が見えてから逃げたのでは遅いことを実感していました。
バンダ・アチェ市 第17中学校 カダルスミ校長
「私たちの学校も津波がよく起こる地域の海が近い学校なので、これからここで学んだことを生かしたいと思います」
視察は、5月10日までで陸前高田市の震災遺構などを視察する予定です。
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