長野県の南信地域では桜のピークが過ぎつつありますが、阿智村の昼神温泉郷では色鮮やかな「ハナモモ」が見頃を迎えています。一方、名所の「花桃の里」に通じる県道の土砂崩れの影響で、「まつり」は中止に。釣り堀などでは客足が激減し、頭を悩ませています。

鮮やかなピンクや白のハナモモの花。阿智村の昼神温泉郷ではおよそ200本のハナモモが植えられていて、見頃を迎えています。

観光客:
「ピンクとか、白とか赤で、すごくきれいで素晴らしい。桜と一緒に見られてすごく幸せ」

例年、この時期には名所の「花桃の里」をメイン会場にまつりが開かれ、期間中は7万人以上が訪れます。

しかし、今年はある事情でまつりが中止となりました。「花桃の里」に通じる県道の土砂崩れです。

3月5日に発生し、通行止めが続いていましたが、応急工事が終わり、4月3日から片側交互通行になりました。

行き来はできるようになりましたが、まつりを開くと激しい渋滞が予想され、住民生活に影響がでる恐れがあることから村は中止を決めました。観光目的で「花桃の里」へ行くことは「遠慮してほしい」としています。

「花桃の里」の近くにある釣り堀も大きな影響を受けています。

青木屋・渋谷秀文会長:
「最近はコロナであったり苦しかった状況できて、またこういうふうな状況を迎えてしまった。ちょっとめげております」

例年なら、多くの客でにぎわう書き入れ時ですが、客足は1割から2割程度に。名古屋方面からは園原インターを使って来ることができますが、飯田市方面からは県道を通らねばならず、積極的に誘客ができない状況です。

青木屋・渋谷秀文会長:
「何とかあんまり大きく混雑のないような状況でいい形で終わってもらえれば」

県飯田建設事務所は、う回路の整備を進めていて、規制の解除のめどは立っていませんが、阿智村は「安全に通行できるようになったら、多くの観光客に来てほしい」としています。

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